保険会社からの低額示談提示に対し、後遺障害の存在を明らかにし総額974万円の賠償金を獲得した事例
事故態様
被害者が横断歩道を歩行中、右方から時速約50キロで進行してきた軽自動車に衝突された。
受傷部位・診断名
左鎖骨遠位端骨折、左前眼部挫創等
後遺障害等級
相談時・・・なし
解決時・・・12級
提示額及び解決額
提示額・・・50万円
解決額・・・自賠責224万円+750万円の賠償金
弁護士からのコメント
依頼者は、事故により重傷を負ったものの、症状固定時においてはほぼ全ての症状が完治していました。そして、保険会社は、症状の完治を理由に低額の示談額を提示してきましたが、私たちは被害者から残存する後遺障害について綿密な聞き取りを行い、速やかに被害者請求を行った結果、後遺障害等級12級を獲得しました。その上で私たちは、保険会社に対して、鎖骨変形障害(12級)や、顔面醜状痕(非該当)等の存在を理由として、約1000万円の示談案を提示しました。その結果、総額974万円(賠償金750万円+自賠責保険金224万円)の賠償金を獲得することができました。
後遺障害の中には、被害者自身も自覚することが困難な障害もあります。弁護士が被害者から綿密な聞き取り等を行うことにより、はじめて後遺障害の存在が明らかになる場合があり、たとえ症状が改善したからといって安易に示談にするのは得策とはいえません。
その他の解決事例
- 高次脳機能障害3級3号により,総額で2億円を獲得した事案
- 裁判において高次脳機能障害が認定され,1200万円を獲得した事案
- 示談成立後、症状悪化による損害賠償 300万円→1000万円
- 高次脳機能障害が疑われる被害者の事故 200万円(一審)→1億1500万円(高裁・最高裁)
- 後遺障害等級が7級から5級に認定 4000万円→6000万円
- 併合等級10級の後遺障害が併合等級7級に認定 300万円→6000万円
- 併合1級後遺障害の事故 保険会社提示額4900万円→1億9000万円
- 示談交渉において、保険会社が交渉途中から過失を争ってきた事案 約18万円→約130万円
- 示談交渉において、休業損害の立証を行い、総額525万円を獲得した事案
- 示談交渉において、逸失利益の立証を行い、総額595万円を獲得した事案
- 示談交渉において、主婦の休業損害の立証を行い、総額430万円を獲得した事案
- 保険会社からの低額示談提示に対し、後遺障害の存在を明らかにし、総額974万円を獲得した事案