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高次脳機能障害

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高次脳機能障害

高次脳機能障害

高次脳機能障害とは

高次脳機能障害は、交通事故などによって、脳がはげしく揺さぶられ、脳の神経細胞をつないでいる神経繊維(軸索といいます)がちぎれてしまうこと(びまん性軸索損傷といいます)によって発症する病気です。

高次脳機能障害の典型的症状としては、①記憶障害(新しいことを覚えられない。ちょっと前に自分が何をしていたのかを思い出せない。同じことを何度も繰り返してしてしまう。)、②注意障害(赤信号なのに横断歩道を渡ってしまう。)、③遂行機能障害(一度に複数のことができない。物事の手順がよく理解できない。)、④社会的行動障害(感情のコントロールができなくなる。TPOをわきまえた発言ができなくなる。相手の話をきかずに自分の話したいことだけをまくしたててしまう。)などがあり、これらを全て発症する被害者もいれば一部のみ発症する被害者もいます。

症状の程度も一様ではなく、極めて重篤な場合もあれば、比較的軽度の場合もあり、激しい事故でなくとも重篤な症状を呈することもあるので注意が必要です。

高次脳機能障害を発症していることを通常のMRIやCTなどの検査で見つけることは容易ではなく、また、一見すると何の異常もないように見えることもあり、本人や周りの人だけでなく医師ですら高次脳機能障害を発症していることを見過ごしてしまい、対応が遅れてしまうことが多くあります。

少しでも事故前と様子が違うと感じられた場合には、お早めにご相談ください。
当事務所では多数の高次脳機能障害の事案を扱っており、専門医のご紹介も行っています。

高次脳機能障害の後遺障害認定基準

高次脳機能障害の場合には、以下のような基準で後遺障害の等級が認定されます。

等級 認定基準
1級1号
(要介護)
身体機能は残存しているが高度の痴呆があるために、 生活維持に必要な身の回り動作に全面的介助を要するもの
2級1号
(要介護)
著しい判断力の低下や情動の不安定などがあって1人で外出することができず、日常の生活範囲な自宅内に限定されている。身体動作的には排泄、食事などの活動を行うことができても、生命維持に必要な身辺動作に、家族からの声掛けや看視を欠かすことができないもの
3級3号 自宅周辺を1人で外出できるなど、日常の生活範囲は自宅に限定されていない。また声掛けや、介助なしでも日常の動作を行える。しかし記憶や注意力、新しいことを学習する能力、障害の自己認識、 円滑な対人関係維持能力などに著しい障害があって、一般就労が全くできないか、困難なもの
5級2号 単純くり返し作業などに限定すれば、一般就労も可能。ただし新しい作業を学習できなかったり、環境が変わると作業を継続できなくなるなどの問題がある。このため一般人に比較して作業能力が著しく制限されており、就労の維持には、職場の理解と援助を欠かすことができないもの
7級4号 一般就労を維持できるが、作業の手順が悪い、約束を忘れる、ミスが多いなどのことから一般人と同等の作業を行うことができないもの
9級10号 一般就労を維持できるが、問題解決能力などに障害が残り、作業効率や作業持続力などに問題があるもの

高次脳機能障害の認定のポイント

高次脳機能障害は外見上障害が目に見えないため、後遺障害の中でも認定が難しいものの1つです。自賠責は画像所見を極めて重視するため、十分な準備をせずに後遺障害等級の申請をした場合、主治医が高次脳機能障害と診断しているケースであっても非該当とされてしまうことがあります。
また、自賠責で後遺障害として認められることが望ましいですが、後遺障害と認められず裁判で争わざるを得ない場合に備える意味でも、必要かつ十分な資料を準備しておくことが重要です。

以下には、私たちの経験から、高次脳機能障害を後遺障害として認定してもらうためのポイントをいくつかあげました。

① 高次脳機能障害に精通した専門の医師に診断を受ける

脳神経外科、整形外科のドクターがすべて高次脳機能障害に精通しているわけではありません。頭を打った場合や追突事故などによって頭がはげしく揺さぶられた場合には、すみやかにMRIなどの画像診断をうけ、神経内科、神経心理学、リハビリテーションにも精通した専門の病院で診断を受ける必要があります。特に、事故直後に意識を失ったような場合には、必ずカルテに記載していただくようにドクターに依頼するようにしてください。

② 神経心理学的検査をする

高次脳機能障害の典型的な症状として、A)記憶障害、B)注意障害、C)遂行機能障害、D)社会的行動障害等が挙げられますが、神経心理学的検査は、高次脳機能障害の程度や内容を判断するための重要な資料のひとつです。この検査には、脳の全般的な機能検査や、言語機能の検査、記憶に関する検査など、どの機能の検査かによって、実施する検査が異なります。
知能検査としては、WAIS-Ⅲ ウエクスラー成人知能検査や長谷川式簡易痴呆スケール検査がよく用いられ、記憶障害検査としては、三宅式記銘力検査やWMS-R 日本版ウエクスラー記憶検査がよく用いられ、遂行機能障害検査としては、BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)などが良く用いられます。

③ リハビリに通う

医師の指導の下で、高次脳機能障害の症状に適合するリハビリを行い、高次脳機能障害であることを示す客観的な資料を残すことが重要です。

④ 後遺障害診断書を作成してもらう

リハビリに通うことは大切ですが、リハビリにも限界があり、その効果があまり発揮されない時期が訪れます。この場合、後遺障害が固定したことになるので、主治医に適切な時期に後遺障害として診断していただく必要があります。

もちろん、後遺障害診断書には後遺障害の内容を具体的かつ正確に記載していただく必要があります。後遺障害診断書の他に画像についての医学的意見、神経系統の障害に関する医学的意見、日常生活状況報告書といった重要な書類を準備する必要があります。

高次脳機能障害の画期的判決

高次脳機能障害の認定を受けるためには従来の裁判例では認定されるためには
 ①脳の損傷が画像で認められ
 ②意識障害が一定期間続き
 ③人格の変化や記憶の低下が著しい

といった3要素を満たす必要があったが、
今回当事務所が代理人を勤めた案件において、①②を満たさなくとも③のみで認定されるという画期的判決を勝ち取りました。

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