非接触事故で無過失が認められた事例
状況
雪道の片側一車線の道路を直進走行中、対向車の加害車両がすれ違う直前にて右折をするような挙動を示したため、正面衝突を避けようととっさに左の路外に車をかわして、雪山に衝突したという車両同士の非接触事故。
過失割合
ご依頼時 1割
解 決 時 0割
診断名
頚椎捻挫、腰椎捻挫
後遺障害等級
ご依頼時 なし
解 決 時 なし
解決額
【提示額】 約10万円(既払い医療費を除く)
【解決額】 約65万円(既払い医療費を除く)
弁護士からのコメント
1.ご依頼のきっかけ
ご依頼者様は,標記事故により受傷し、約3か月間治療を受けていました。その後、加害者側から示談額の提示がありましたが、当該提示額が妥当かどうか、もし妥当でないとすれば専門家に示談交渉を依頼したいとのご希望から、弊所にご相談をいただきました。
2.弊所の活動及びその結果
弊所においては、直ちに適正な損害額を算定の上、加害者に請求を行いました。しかし、加害者が通院日数や物損の修理額が少ないことなどを理由として、提示額から数万円程度の増額にしか応じなかったため、示談交渉を中止して訴訟を提起しました。
訴訟においては、適正な損害額の主張と合わせて、実況見分調書の提出やドライブレコーダーの映像をもとに、ご依頼者様には何らの注意義務違反がないことの主張立証も尽くしました。
その結果、判決においては、弊所及びご依頼者様が提訴した請求内容のとおり認容するとの判決を獲得し、適正な損害額の支払いを受けることができました。
3.解決のポイント
事故によりけがをされた場合には、たとえ加害者からの提示額が法的に適正な金額かどうかを確認する必要がある場合が多くみられます。
このため、加害者から示談額の提示がなされた場合には、一度、弊所にご相談お越し頂き、適正な額の提示であるかどうかを是非ご相談ください。
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