物損事故の過失割合を交渉によって2割減じた事例
状況
駐車場内の交差点内に車体の半分を出す形で停車していた被害車両に右方から走行してきた自転車が衝突した事案
過失割合
ご依頼時 5対5
解 決 時 3対7
解決額
【解決額】 約25万円
弁護士からのコメント
1.ご依頼のきっかけ
事故発生の約1か月後、相手方から提示されていた過失割合に納得がいかないとのことでご相談いただき、ご依頼いただくことになりました。
2.弊所の活動及びその結果
当事務所ではご依頼いただいた後、類似の事故に係る裁判例等の調査を行った上で、事故現場での事故発生前後の双方車両の距離や被害車両の停車位置についての測定等を行いました。その上で、本件事故の発生状況についての図示した書面を作成し、相手方と過失割合についての交渉を行いました。
相手方保険会社は、当初、当方車両が事故発生の直前に停車していなかったなどと主張し、過失割合について譲歩しませんでしたが、車両の損傷状況や他の事故発生状況について上記調査に基づき詳細な主張を行ったところ、最終的にご依頼前に相手方から提示されていた過失割合を2割減じる形(ご依頼者様3割、相手方7割)で解決することができました。
3.解決のポイント
事故の過失割合については、一定の類型化が図られているものの、各事故の詳細な状況によって、その割合は変動しうるものです。過失割合の考え方については、一般の方にはわかりづらく、相手方保険会社の提示している割合が適切なのか判断することは難しいことが少なくありません。
相手方から提示された過失割合についてご納得いただけない方、ご疑問を持たれた方は是非一度ご相談にお越し下さい。
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